すみません。PCショップじゃありません。<(_ _)>




  電子工作など趣味紹介サイトです。(^-^*)/

POコントローラー


◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

INDEX

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

外観

回路図

動作要件


必要なもの

スイッチ出力ピン番号

コマンドリスト

ハンドシェイク文字

コンフィグ書換

TTMacro例文

GPIBコントローラーはバイナリデータの送受信に対応していません。とは言えGPIBインターフェースの
接点入出力ボード(PIOボード)などはバイナリデータにより制御されていたようです。
それらは今でも入手可能なのかもしれませんが、購入してまでGPIBコントローラーに
バイナリデータの送受信機能を実装しようとは思いませんでした。

そもそも入手が困難です。その代わりにPOコントローラー、PIコントローラーを製作しました。

外観




USB-A、USB-Bコネクタがディジーチェーン接続用、20P MILコネクタがスイッチ出力です。



このようにGPIBコントローラーに接続して使用します。


回路図



回路図上ではフォトカプラを使用していますが、実機ではフォトMOSリレーを使用しています。
リレーの駆動などであればフォトカプラで問題ありませんが、テンキー(スイッチマトリクス)や
ロータリースイッチなどのシミュレートをPOコントローラーで行う場合、出力ピンに極性のない
フォトMOSリレーの方が好都合だからです。もちろんフォトカプラを使用しても問題ありません。


動作要件

 GPIBコントローラー及びGPIBコントローラーが動作する環境

※ GPIBコントローラーにはUSB-シリアル変換回路が搭載されています。
※ POコントローラーを直接PCのUSBポートに接続することはできません。


必要なもの

以下のリンクを右クリックしてPC上の任意の場所に保存してください。

◇ マイコン用 プログラム ◇

マイコン用プログラムをマイコンに書き込んでGPIBコントローラーは完成です。


スイッチ出力ピン番号

ピン番号
名称
   機能 



1
USB5V
電源
2
USB5V
電源
3
OUTPUT #7 A

4
OUTPUT #7 B

5
OUTPUT #6 A

6
OUTPUT #6 B

7
OUTPUT #5 A

8
OUTPUT #5 B

9
OUTPUT #4 A

10
OUTPUT #4 B

11
OUTPUT #3 A

12
OUTPUT #3 B

13
OUTPUT #2 A

14
OUTPUT #2 B

15
OUTPUT #1 A

16
OUTPUT #1 B

17
OUTPUT #0 A

18
OUTPUT #0 B

19
GND
電源
20
GND
電源


コマンドリスト

Tera Term から文字列を送信することでスイッチ接点をコントロールします。

コマンド
応答(初期設定時)
説明



po*sb%%%%%%%%
>
スイッチの設定を行う(バイナリ)
OUTPUT #3 をON にするときは [ po*sb00001000 ]
po*sh$$
>
スイッチの設定を行う(ヘキサ)
OUTPUT #6, #7 をON にするときは [ po*shC0 ]
po*rb
%%%%%%%%
>
スイッチの状態を読む(バイナリ)
OUTPUT #4 がON の時は [ 00010000 ]
po*rh
$$
>
スイッチの状態を読む(ヘキサ)
OUTPUT #1, #3 がON の時は [ 0A ]
po*t#
>
スイッチの状態を反転する(トグル)
OUTPUT #2 をONまたはOFFするときは [ po*t2 ]
反転から応答を返すまでの時間は [ po*i$ ] で設定
po*m#
>
スイッチの状態を一瞬反転する(モーメンタリ)
OUTPUT #5 を一瞬ONまたはOFFするときは [ po*m5 ]
反転時間及び反転から応答を返すまでの時間は [ po*i$ ] で設定
po*i$
>
スイッチの状態遷移から応答を返すまでの時間を変更する(ヘキサ)
初期値は [ 3 ] 約100mSec
po*?
ok
>
応答のみ

* はスタックナンバー( [ 0~F ] 初期値は [ 0 ] )。スタックナンバーはPOコントローラーを複数台
使用する際に個別に設定することにより最大16台まで増設することができます。(128接点)


ハンドシェイク文字

ハンドシェイク文字(初期値 [ > ] )はGPIBコントローラーと同じ文字を設定してください。


コンフィグ書換

ハンドシェイク文字、ヘッダ文字及びスタックナンバーを変更できます。

Tera Term起動後、 [ ハニ ] とタイプして RETURN すると [ < ] が VT ウィンドウに表示されます。



初期設定の状態に戻すには [ >po0 ] とタイプします。



タイプ後 [ >] が表示されるとコンフィグ書換は終了です。

   1文字目
ハンドシェイク文字
たとえばこれを [ 「 ] $A2 (%10100010) に変更すると
送信文字列の途中にハンドシェイク文字があるとそれ以降の
データがGPIBコントローラーの処理を待たずに送信されてしまう
現象を避けることができます。( [ 「 ] はASCIIコードではないため)

GPIBコントローラーと同じ文字に設定してください。

   2-3文字目
ヘッダ文字
自由に設定できます。但し2文字のみです。できれば英子文 字が
良いかと思います。測定器からは英大文字が送信されることが
ほとんどですのでより安全です。

GPIBコントローラーが測定器群と文字の送受信を行う際に万が一
ヘッダの文字列が被ってしまった場合は適宜変更してください。

   4文字目
スタックナンバー
[ 0~F ] POコントローラーを複数台使用するときに1台ずつ
個別に設定してください。



TTMacro例文

OUTPUT #0 と OUTPUT #1 を使い、ロータリースイッチの動作をシミュレートします。

sendln 'po0sh00'
wait '>'

sendln 'po0t0'
wait '>'
sendln 'po0t1'
wait '>'
sendln 'po0t0'
wait '>'
sendln 'po0t1'
wait '>'


ロータリースイッチの操作時間は [ po*i$ ] コマンドで調整します。